【初心者必見】火起こし方法 まとめ【アウトドアやBBQ・災害時にも】

突然ですが、アウトドアの醍醐味といったらやっぱり焚火やBBQですよね!そして「火起こし」はそのために必要不可欠なスキルです。しかし、意外と苦手な方も多いのでは?

この記事では、

  • 初心者だけどスマートに火起こしをしたい!
  • アウトドアでパートナーや家族に火起こしで「できるところ」を見せたい!
  • 火起こしが苦手でよくわからないで着火剤を使っている
  • 火起こしは出来るけどいつも以外の方法を知りたい

という方に

101号室のキャンプ大好き鳥さんが、初心者でも簡単にできる火起こしの方法をご紹介します。

道具と材料を用意して基本的なテクニックを覚えれば、誰でも火を起こすことができます。

火起こしの方法を詳しく解説しますので、初めての方はもちろん、火起こしに自信がない方・いつもとは違ったやり方で火起こしを楽しみたい方も、ぜひこの記事を参考にして快適なキャンプライフをお過ごしてください。

101号室
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♪も~えろよ もえろ~よ~ 炎よもえ~ろ~♪ 非日常を楽しもう!

アウトドアの醍醐味!火起こしをやってみよう!

火起こしは、【 道具×火口(着火剤)×燃料(炭・薪など)】の組み合わせで何通りも方法ができます!今回はなるべく簡単な方法をご紹介します!

火起こしの道具5選

まずは道具です!見ていきましょう~♪

トーチバーナーを使う方法

必要なもの

  • トーチバーナー
  • ガスボンベ
  • 燃料(薪や炭など)

手順

  1. 燃料を並べる
  2. 小さ目の燃料を狙って炙る
  3. 火が付いたらうちわや火吹き棒などで空気を送る
  4. 火が上がったら他の燃料に燃え移らせて火を安定させていきましょう!

以上です!!

トーチバーナーを使えばなんと着火剤は不要です!使用時はゴーーーっとすごい音が出ますが怖がらず一点集中でつけていきましょう!

⚠️注意⚠️

  • 火力がかなり強いので取り扱いには十分お気を付けください。
  • トーチバーナーは使用後高温になっていますので十分冷やしてから片付けるようにして下さい

火起こし器(チャコールスターター)を使う方法

必要なもの

  • 火起こし器(チャコールスターター)
  • 着火剤+着火剤に火をつけるもの
  • 皮手袋
  • 燃料(薪や炭など)

手順

  1. 火起こし器(チャコールスターター)に燃料を縦に入れていく ※詰めすぎないように注意
  2. 着火剤や小枝に火を付けその上に火起こし器(チャコールスターター)を置く
  3. 煙突効果で火が上に上がり燃料が燃えるのを待つ ※燃料が燃えるまでは火が消えない様に着火剤や小枝などを追加します。
  4. 燃料に火が着いたら皮手袋を使い火起こし器(チャコールスターター)から燃料をBBQコンロなどに移して、他の燃料を追加し火を安定させる

以上です!!

火起こし器を持って行く必要がありますが、一番簡単に火起こしが出来ると思います。

⚠️注意⚠️

  • 火起こし器(チャコールスターター)は大変熱くなっていますので必ず皮手袋を着ける事、軍手だと熱が伝わり火傷の危険があります。
  • 詰めすぎ注意!燃料を詰めすぎると空気の通り道が無く上手く火が付きません
  • カセットコンロの火で火起こしの場合は必ずカセットコンロ用の火起こし器を使う事!!すごく熱くなるのでカセットボンベが爆発する危険があります!!
  • バーナーで火起こし出来るタイプもあります。

煙突効果:火起こし器(チャコールスターター)は下から上に火が上がる上昇気流の原理で簡単に火を起こせます。

ファイヤースターターを使う方法

必要なもの

  • ファイヤースターター
  • 着火剤1(細かくほぐした麻紐・ススキの穂・木くず)
  • 着火剤2(小枝・フェザースティックなど)
  • 皮手袋

手順

  1. 木くず、麻ひもなどを細かくほぐしたものを用意する
  2. ファイヤースターターを削った粉を着火剤に落とし一点に集める
  3. ファイヤースターターを端から端まで長くストロークを使い 力を入れ削った場所に火花を落とす
  4. 火が着いたら慌てずに枯れ葉や新聞紙を追加して火を大きくしていく
  5. さらに小枝などを少しずつ足して火を大きくしていく
  6. 大きくなったらさらに燃料(薪や炭)などを追加してどんどん大きくして火を安定させる

以上です!!

筆者はファイヤースターターで初めて火起こし出来た時はみんなで喜び感動しました!(笑)

良い所見せたいならオススメです!

⚠️注意⚠️

  • 燃料を足すときは小枝などを一緒に追加しながら火が消えないように注意する
  • 湿っている枝は着火しづらいです。ポキッと気持ちよく折れる乾いている枝を選びましょう
  • 枝などが無ければ薪などを細く割ったものを利用して火を育てていきましょう

マッチorライターを使う方法

必要なもの

  • マッチorライター
  • 着火剤1(紙・細かくほぐした麻紐・ススキの穂・木くず)
  • 着火剤2(小枝・フェザースティックなど)
  • 皮手袋

手順

  1. 紙やほぐした麻紐などに火をつける
  2. 火が着いたら慌てずに枯れ葉や新聞紙を追加して火を大きくしていく
  3. さらに小枝などを少しずつ足して火を大きくしていく
  4. 大きくなったらさらに燃料(薪や炭)などを追加して火を安定させる

以上です!!

基本ファイヤースターターの付け方と同じでファイヤースターターがライターに変わっただけです。

⚠️注意⚠️

  • 湿っている枝は着火しずらい為、折ってみてポキッと折れる乾いている枝を選びましょう
  • 枝などが無ければ薪などを細く割ってみたりして火を育てていきましょう

以下は時間のある時におすすめのやや上級者向けです。

【おまけ①】まいぎり式火起こし器を使う方法

必要なもの

  • まいぎり式火起こし器
  • 着火剤1(テッシュペーパー・細かくほぐした麻紐・ススキの穂・木くず)
  • 着火剤2(小枝・フェザースティックなど)
  • 皮手袋

手順

  1. 火きり板の下にテッシュペーパーなど燃えやすい物を2~3枚敷く
  2. まいぎり式火起こし器の軸にひもを巻き付ける
  3. まいぎり式火起こし器のハンドルを上下させ摩擦で煙が出るまで繰り返す
  4. 煙いが出だしたらで摩擦で真っ黒になった粉が火種となるのでテッシュペーパー落として火がを着る やさしく息を吹きかけたりしてみましょう
  5. 火が消えない様に焚き火台に移し燃えやすい物を追加し火を大きくしていく
  6. 火が大きくなったらさらに小枝などに移してどんどん大きくしていく
  7. 枝などを追加し火をどんどん大きくしていく
  8. 大きくなったらさらに燃料(薪や炭)などを追加して火を安定させる

以上です!!

摩擦で火起こしを行うタイプで根気はいりますが成功時はかなりの達成感があります。

弥生時代の頃この方法で火起こししていたそうです。

⚠️注意⚠️

  • 火を移動させるので火傷には十分注意してください
  • 枝などが無ければ薪などを細く割ってみたりして火を育てていきましょう

【おまけ②】火打石を使う方法

必要なもの

  • 火打石
  • 火打ち金
  • 着火剤1(細かくほぐした麻紐・チャークロス)
  • 着火剤2(小枝・フェザースティックなど)
  • 皮手袋

手順

  1. チャークロスか麻ひもを細かくほぐした着火剤を用意する
  2. 着火剤に向け火打石手に持ち火打ち金で角を削る 火打ち金で叩くイメージ
  3. 火が付いたら慌てずに枯れ葉や新聞紙を追加して火を大きくしていく
  4. さらに小枝などを少しずつ足して火を大きくしていく
  5. 大きくなったらさらに燃料(薪や炭)などを追加してどんどん大きくして火を安定させる

以上です!!

ファイヤースターターと似ていますがこちらは叩いて火花を散らして付ける感じになります。

こちらでもスマートに着けれたらカッコいいですよね!

⚠️注意⚠️

  • 火打ち石を叩く際火打ち金で誤って手を叩く可能性がありますので怪我には十分注意しましょう
  • 湿っている枝は着火しづらいです。ポキッと気持ちよく折れる乾いている枝を選びましょう
  • 枝などが無ければ薪などを細く割ったものを利用して火を育てていきましょう

【おまけ③】虫メガネを使う方法

  • 太陽(晴れの日)
  • 虫メガネ
  • 着火剤1(鉛筆で黒く塗りつぶした紙・炭の粉・テッシュペーパー・細かくほぐした麻紐・ススキの穂・木くずなど)
  • 着火剤2(小枝・フェザースティックなど)
  • 皮手袋

手順

  1. 着火剤1を用意
  2. 虫メガネで着火剤1に向け太陽光を一点に集中させる
  3. 煙が出ても火が出るまでそのまま待つ
  4. 火が出たら着火剤1を追加して火を大きくする
  5. さらに大きくする為に着火剤2を追加する
  6. 大きくなったらさらに燃料(薪や炭)などを追加して火を安定させる

以上です!!

小学校理科の授業を思い出しますね。

虫メガネを持てるお子さんでしたら、太陽光を集めさせて火起こしさせてあげると良い思い出になると思います。お子さんが起こした火でBBQしたらさらに美味しくなる事間違いなし!!

⚠️注意⚠️

  • 晴れてる時しか火起こし出来ません
  • 枝などが無ければ薪などを細く割ってみたりして火を育てていきましょう

火起こしの時に使う「火口(着火剤)」10点

火口も大事な火起こしのポイントです。火の付きやすさはもちろん、持ち運びに便利か?調達が簡単か?なども大事な要素になります。

ウッドチップ

切れ端・木を小さくした物・木くずにような物があります。おしゃれなお庭にあるようなウッドチップとは異なります。

小さくて着火がしやすい

フェザースティック

枝や薪を細く割って先端をナイフで削り鳥の羽のようなものをたくさん作ります

ナイフで削った部分に着火しやすくなります

こちらは技術がいります!!練習あるのみです!(笑)

筆者も修行中です・・・

着火剤

着火剤市販で販売している物でマッチ1本で簡単に着火出来る物もあります

キャンパーさんの中には自分で着火剤を作って持って行く方もいます!

麻紐

麻紐をほぐして細かくすると着火しやすい

着きやすい分燃えるのが早い

落ち葉

落ち葉拾いをして集める

雨や梅雨の時期は湿っていて使用できない

チャークロス

綿100%の布を炭素化させた物

火が着きやすく麻紐や紙などよりゆっくり燃え広がり他の着火剤に点火しやすい

キャンパーさんの中で、綿100%の着なくなった洋服を細かくして、次回のキャンプで使用するチャークロス作る方もいます

乾燥した木の皮

乾燥した木の皮は火が着きやすく燃えやすい

ススキの穂先

ススキの穂先は先端が綿のような感じになっているので燃えやすい

松ぼっくり

落ちて開いている松ぼっくりは乾燥しているので火が付きやすく燃えやすい

新聞紙

最近は新聞を取っていない方が多いですが、簡単に火が着くためあると便利です

火が着きやすい分燃えるのが早く、灰が舞いやすいのも弱点です。

炭?薪? 焚火やBBQで使う炭と薪について

こちらもどっちがいいのかよくわからないよーという声をよく聞きます。特徴を知って自分のスタイルにあった燃料を選びましょう♪

炭の種類と特徴

黒炭(こくたん、くろずみ)

BBQといったらこれ!と言っても過言ではないのではないでしょうか?白炭より安価で火も付きやすく燃焼時間も1~3時間と使いやすいです。

代表的なもの:くぬぎ炭・なら炭・かし炭・マングローブ炭

白炭(はくたん、しろずみ)

その名の通り白い炭です。黒炭よりも高温で一気に焼き上げ一気に冷ますため、炭素密度が高くなります。

備長炭などに代表されるように高価なことが多いですが、煙が少なく熱伝導率が良い。赤外線量も多く食材をジューシーに仕上げてくれます。燃焼時間も長く炭が長持ちします(8時間もつものも)

代表的なもの:備長炭など

オガ炭

木材の加工時に出るおがくずから作られたもので形が均一なのが特徴です。煙も少なく爆ぜる事も少ない上に、比較的安価でBBQにおすすめです!

薪の種類と特徴

針葉樹(しんようじゅ)

樹液が多いためよく燃えます!広葉樹より安価で手に入る事が多い為手に入れやすいです。ただ、乾きが甘い場合、煙や煤が多くでるのが弱点です。火起こしの初めの方に使うのがおすすめです。

代表的なもの:杉・松・檜

広葉樹(こうようじゅ)

燃焼時間が長く火持ちが良く、煙や煤が少ないのが特徴です。ただ、火が付くまでに時間が掛かります。

代表的なもの:楢・椚・樫・桜

まとめ

いかがでしたか?意外と火起こしの方法は多岐にわたっていますよね。ぜひ色んな道具、着火剤、燃料を組み合わせて自分だけの火のつけ方を編み出していってください!^^

101号室
101号室

それでは!素敵なキャンプ生活を~♪

読んでみたけど、挫折しちゃうかも、、、という方に

最近では食材や飲み物の準備、BBQ機材のセッティング、火起こしから調理のお手伝い、そして後片付けまですべてをやってくれるサービスもあります。自分で全部出来るようになるまでこういったサービスを利用するのも「BBQがめんどくさい!」とならないいい方法ですよね♪

とりがしら
とりがしら

まったりとおいしいBBQを楽しむ、素敵ですね♪♪

※この記事はは2023年4月時点の情報であり、最新の情報ではない可能性があります。内容の正確性につきまして一切の責任・保証を負いかねます。ご了承ください。

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