プラドを購入してから、1年半過ぎました。
キャンプ・ウインタースポーツ・旅行など様々なアクティビティを楽しみました。
2024年末に、1万㎞を走行したので、5000㎞のレビューに引き続き記事にまとめました。
この記事では、
- 150プラドの運転・燃費はどうなのか?
- 維持費はどれくらいかかるのか?
- クリーンディーゼル車のDPF自動再生について
- AdBlue(アドブルー)は補充したのか?
- もしもディーゼル車ガス欠したら?
- 故障はなかったのか?
- 駐車場でのトラブル・・・
プラドの維持や使用感について気になる方の参考になればと思います!
運転についての感想
購入して1年少々で1万kmを超えました。
5,000kmのレビューでは触れなかったことや、1万kmを走って気づいたことを書きたいと思います。
家族も運転に慣れ、カーライフを楽しく過ごしています。
2024年はプラドで家族と長距離旅行にも行きました。
3日間で約1,300kmを走破し、達成感がありました!
9割が高速道路、残り1割は山道メインで、観光やアウトドアを楽しんできました。
高速や山道ではストレスなく快適に運転でき、「ディーゼルのプラドを買ってよかった!」と改めて実感しました。
高速道路ではレーダークルーズコントロールが付いているため、長距離移動の負担が軽減されて助かっています。
燃費
1万kmの総合燃費は 1Lあたり9.65km でした。
使用した燃料は軽油で、総量 約1,035.49L。
平均価格は 133円(割引クーポン使用) で給油していました。
▶ 1万kmでかかった燃料費: 137,720円
某スタンドのアプリを使用して、給油の履歴を記録。
日付・単価・給油量・金額が履歴として残るので、過去のデータを基に計算しました。
ちなみに、ガソリン車の場合 の試算もしてみました。
▶ ガソリン車で同じ量を給油(クーポン使用時1Lあたり155円)した場合の燃料費:160,501円
▶ 差額:22,781円
ガソリン車は燃費が少し落ちるため、実際にはもう少し差が広がるかもしれません。
維持費
1万kmあたり(約1年)の維持費を計算しました。
- 燃料費 :137,720円
- プロケア10(車検までの点検パック) :118,100円
- エンジンオイル(ディーラーでボトルキープ・残量19.7L) :66,000円
- オイルフィルター :3,790円
- エンジンシャンプー(エンジンフラッシング) :2,989円
- ディーゼルクリーナー(デポジット除去) :6,600円
- エアコンフィルター交換+エバポレーター洗浄 :11,000円
- 下回りコーティング(フロア・マフラーセットオプション) :37,400円
- 任意保険 :64,430円
▶ 合計:450,669円
結構かかりましたね……💦
ただし、メンテナンスパックは車検までの費用を先払いすることで、ややお得になっています。
また、知り合いの修理工場や近くの整備工場を利用すれば、もう少し安くなるかもしれません。
最低限の費用(燃料・オイル・オイルフィルター・任意保険)のみの場合
▶ 合計:271,940円
アドブルー(AdBlue®)とDPF自動再生
DPF自動再生とは?
クリーンディーゼル車には、DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター) というシステムが搭載されており、マフラー内に溜まった煤(すす)を定期的に焼却する 「自動再生」 が行われます。
自動再生時間
自動再生の所要時間
▶ 約10~20分
筆者は当初、「エンジンを止めなければ再生が終わるだろう」と思っていました。
しかし、実際には 走り続けないとエンジンが冷えて洗浄が途中で止まってしまう ことが判明。
そのため、それ以降は 自動再生が始まったら終わるまで走行 するようにしています。
1万km走行の間に、何度も自動再生を経験しました。
自動再生のタイミング
DPFメーターが 4メモリ 溜まると 自動再生 が始まります。
運転中に注意していると、再生開始のタイミングがつかめてきます。
自動再生開始の兆候
1️⃣ 4メモリ溜まったら、エンジンの回転数を確認
2️⃣ 水温計が真横より少し下の位置のとき、P(パーキング)やN(ニュートラル)レンジで回転数が900rpm程度まで上昇
➡ これは 自動再生の準備状態 です。
3️⃣ D(ドライブ)レンジでは、アイドリング時のクリープ現象でいつもより力が強くなり、少し速度が出る
このポイントを押さえておくと、自動再生のタイミングが予測できる ので便利です!
ぜひ参考にしてください。😊
ちなみに…
🔹 これまで 4メモリ以上に溜まったことは一度もありません。
🔹 4メモリ以下で自動再生が始まったこともありません。
どのくらいで溜まるのか?
運転の仕方によりますが、筆者の場合は 80km~180km走行ごと に自動再生が始まります。
なぜ距離に幅があるのか?
➡ 1回ごとの走行距離によって煤の溜まり方が変わる ためです。
✅ 短距離走行が多い場合 → 短時間の運転ではエンジンが十分に温まらず、煤が溜まりやすい。
✅ 長距離走行が多い場合 → エンジンが温まった状態が続くため、走行中に煤が少しずつ燃え、溜まりにくくなる。
🚙 実験:1日で500km以上高速走行した場合 🚙
「高速を走り続けたら、自動再生はどのくらいの距離で始まるのか?」が気になり、測定しました。
方法
➡ 1回目の自動再生が終わった後、次の再生が始まるまでの距離を計測
結果:約330km走行後に自動再生が開始
結論
✅ 高速道路を長時間走ると 煤が溜まりにくい
✅ とはいえ、完全になくなるわけではなく、一定距離を走ると自動再生が必要
手動再生
自動再生が行われず煤が溜まりすぎると、警告が表示され「手動再生(強制洗浄)」が必要 になります。
自動再生と手動再生の違い
✅ 自動再生
➡ 普通に運転しながら完了する
✅ 手動再生
➡ 安全な場所に停車し、強制的に再生する必要がある
この 手動再生を無視して走行し続けると…
⚠ マフラーが詰まり、エンジンの調子が悪化!
⚠ 最悪の場合、速度がほぼ出なくなり修理が必要に…!
⚠ 修理費用が高額になることも!
結論
🚙 自動再生中は極力エンジンを止めず、終わるまで運転しましょう!
1万km走行しましたが…
✅ 手動再生の警告ランプは一度も点灯せず
✅ 手動再生を行ったこともありません
アドブルー(AdBlue)
AdBlue(アドブルー)とは、ディーゼルエンジンの排ガスを浄化するための尿素水溶液 です。
役割
✅ ディーゼル車の排ガス中の 窒素酸化物(NOx)を無害な窒素と水に変換 し、大気汚染を抑える。
✅ SCR(選択触媒還元)システム により排出ガス規制に適合。
補充
🔹 約1,000km走行ごとに1L消費
🔹 タンク容量 12.1L → 単純計算で 12,000km走行可能
切らせてしまうと
⚠ エンジンが再始動できなくなるので要注意!
ですが…
➡ 走行可能距離が2,400km以下になると警告灯が点灯 するので、補充のタイミングはつかめます。
ついに警告灯点灯
1万km走行し、ついに アドブルーの警告灯が点灯 しました!
実際のタイミング
✅ 走行距離 10,170km で 警告灯点灯
✅ 説明書通り、残り2,400kmの時点で警告表示
⚠ 注意点
ネットやYouTubeでは 「警告灯点灯直後に10L入れると余る」 との情報あり。
➡ 開封後のアドブルーは保存できないため、入れすぎに注意!
ディーラーでアドブルー初補充
トヨタのディーラーに行った際に 補充方法を確認 すると…
✅ 「減った分だけ補充できる」 とのこと!
➡ そのため、お願いして補充してもらいました。
補充データ
✔ 警告灯点灯後300km走行(総走行距離10,317km)
✔ 補充量:8.0L(満タン)
✔ 補充費用:2,640円(1Lあたり330円)
✔ アドブルー1Lあたりの走行距離:1,289km
🚙 AdBlue補充の結論 🚙
✅ 点検時にディーラーで補充してもらうのがラク!
✅ ガソリンスタンドでも補充可能(品質はディーラーと変わらない)
✅ 自分で補充する場合は「入れすぎ」に注意!
ディーゼル車ガス欠注意
✅ ガソリン車の場合
➡ 燃料ポンプが燃料を強制的に送るため、ガス欠後に給油すればセルを数回回すだけでエンジンが始動することが多い。
✅ ディーゼル車の場合
➡ 燃料供給方法が異なり、配管内に空気が入ると燃料を吸い上げられなくなる。
➡ 最悪の場合、修理工場で真空ポンプを使って空気抜きをしないとエンジンがかからない!
燃料警告ランプ点灯
プラドに乗り始めて 初めて燃料警告ランプが点灯 したので、どのくらいの残量で点灯するのか 調べてみました。
調査結果
✔ 警告灯点灯時の走行可能距離 :約 55km
✔ 燃料計の表示 :最小メモリ1つ
✔ 満タン給油量 :73.8L
✔ タンク容量 :87L
➡ 計算すると、警告灯が点灯した時点で約13.2L残っている と推測できます。
さらに…
🚨 走行可能距離が0kmになった時点でも、推定7.7Lの燃料が残っている!
ガス欠を防ぐために
🚨 最低でも7.7L以上は残すようにしましょう!
➡ 「走行可能距離0km」表示になった状態で走り続けるのは非常に危険です⚠
ガス欠を起こした時
プラドには 手動燃料ポンプ があると聞いたことがあります。
📌 ただし、説明書には記載がないため、次回ディーラーで確認予定です。
📌 自己責任でお願いします。
1️⃣ 軽油を満タン、もしくは最低10L以上給油する(携行缶・ポリタンク可)
2️⃣ ボンネットを開け、右側にある燃料ポンプを探す
3️⃣ 燃料フィルターの黒いボタン(プライミングポンプ)を、手ごたえがあるまで押し続ける
4️⃣ エンジンスタートボタンを押してセルを回す
5️⃣ 携行缶で給油した場合は、すぐにスタンドで満タンにすることを推奨!
🔄 エンジンがかからない場合は、②~④を繰り返す。
🚨 重要 🚨
✅ これは 未確認情報 であり、ディーラーでの確認が必要です。
✅ 最終的には自己責任で行ってください!
参考情報:トヨタ公式YouTube
トヨタ公式 「ランクルちゃんねる」 の【ランクル250整備紹介】で、この方法が紹介されていました。
📺 「もしもガス欠したら?」(3分49秒~)
ランクルちゃんねる 【必見】ブレーキオイルは色と量が重要!ランクル250を長く乗るために抑えるべきポイント【日常点検シリーズ #5】
💡 ランクル250とプラド150の燃料フィルターは、見た目が同じように見えます。
💡 そのため、同じ方法が使える可能性がありますが、確証はありません!
実際に押してみた感想
ガス欠はしていませんが、試しに燃料ポンプの黒いボタンを押してみました。
📌 すぐに硬くなり、押しづらくなる
ディーラーでの確認後、正式な情報を追記予定です!
日常点検時の発覚
日常点検で発覚!フロントアームボールジョイントのグリス漏れ
皆さんは日常点検をしていますか?
筆者は、洗車時・高速道路走行前・タイヤ交換時など、月2回ほど点検 を行っています。
そんな中で ある異変を発見 しました……!
フロントアームボールジョイントのグリス漏れを発見!
🚙 点検の流れ
1️⃣ 洗車時に車の下へ潜り、足回りやフレームを清掃
2️⃣ サスペンション周りもチェックしながら綺麗にする
3️⃣ 異常なし!と安心していたが……
しかし、ある日 タイヤハウス周りの清掃中に異変を発見!
🔍 フロントアームボールジョイントのグリスが滲み出ている……!?
🔍 しかも左右両方とも同じ状態……!!
すぐにディーラーへ相談
📆 点検まで1ヵ月あったため、事前に予約を入れることに。
ディーラーからの回答は…
「点検時に入庫して確認し、交換が必要なら部品を手配します。」
➡ ということで、点検時に詳しく見てもらうことになりました。
結果・・・構造上滲み出る事がある
点検当日、メカニックさんに診てもらいながら詳しく話を聞きました。
👨🔧 「実は、プラドに乗っているお客様からよく指摘される事象なんです。」
💡 なぜグリスが滲むのか?
✅ ボールジョイントにブーツ(カバー)が被せてあるが、上部のみで固定されている
✅ 下側は特に固定されておらず、サスペンションの上下動でグリスが滲み出ることがある
🚨 ただし、これは構造上異常ではないとのこと!
📌 異常の判断基準
✔ 正常な場合 → 軽い滲み程度で、特に問題なし
✔ 異常な場合 → 大量にグリスが漏れる or ブーツが破れてグリスが流出
🚗 筆者のプラドは、問題なしと判断され、清掃してもらい返却されました。
✅ プラドのフロントアームボールジョイントは 構造上、グリスが滲みやすい
✅ 異常ではないが、大量に漏れている場合は要注意!
✅ 気になる場合はディーラーで点検してもらうと安心!
📌 筆者の感想
「プラドが 1年半で異常発生!?」と焦りましたが、ひと安心😌
ただ、構造上の問題なら 対策してほしいところですね……💦
駐車場でのトラブル……ドアパンチ被害!
納車当初は 毎回駐車場で車両チェック をしていました。
「ぶつけられていないか?」「いたずらされていないか?」と、細かく確認していたのですが……
最近は 洗車時や気が向いたときだけ になっていました。
そして、その時が来ました……
ドアパンチ被害発覚!
📅 1週間前の洗車時点では異常なし!
⬇
📅 翌日、トヨタに点検で入庫する前に軽く洗車
⬇
👀 助手席ドアに3cmほどのへこみと白い塗料を発見……!!
そうです…… ドアパンチ されていました。
どこでやられたのか?
💭 おそらく買い物先の駐車場 でやられたものの、いつ・どこでかは特定できず……
その場で気づいていれば 警察を呼び、防犯カメラの確認 を依頼できたのに、泣き寝入りするしかない状況 でした。
ドライブレコーダーの監視機能をつけるべきだった…
💡 ドライブレコーダーを常時監視モードにしたい!
ですが、バッテリー上がりのリスク を考えて取り付けを躊躇していました。
実は、搭載しているドライブレコーダーには 設定した電圧を下回ると自動で停止する機能 があることを最近知りました。
➡ これなら バッテリー上がりを防げるかも!?
もし最初から常時監視モードにしていれば、証拠が残っていたかもしれません…😢
修理費用の見積もり(ディーラー編)
トヨタに入庫した際に事情を説明し、見積もりを依頼しました。
ただし、板金見積もり担当者が不在だったため、後日正式な見積もりを出してもらうことに。
そして… 驚きの修理費用が判明!
💰 修理見積額: 101,600円(税込)
🔹 へこみ部分を パテ埋め
🔹 助手席ドアとセカンドドア周辺まで 塗装を剥がし、ぼかし塗装を実施
🔹 クリア塗装で仕上げ
⚠ トヨタではデントリペア対応なし!
➡ そのため、通常の 板金塗装 となり 高額 に💦
修理方法の選択肢:デントリペアとは?
会社の先輩に相談したところ…
💡 「ドアパンチならデントリペアが安くていいよ!」 とアドバイスをもらいました。
デントリペアとは?
デントリペアは、特殊な工具を使い、へこみを押し戻す修理技術 です。
🔧 主な修理方法
1️⃣ 裏側から押し出す方法(ボディの内側にアクセスできる場合)
2️⃣ 表面から引っ張る方法(内側にアクセスできない場合)
デントリペアのメリット
✅ コストが安い
➡ 板金塗装に比べて、材料費や塗料代が不要なため 修理費用が抑えられる
✅ 修理時間が短い
➡ 1~2時間程度で完了する場合も!
✅ 車の価値を維持
➡ 塗装を剥がさず修理 できるため、査定額への影響が少ない
デントリペアが適しているケース・不向きなケース
✔ 適しているケース
✅ 塗装に傷がない軽度のへこみ
✅ ドアパンチや飛び石などの小さなへこみ
✅ 直径5cm以下の浅いへこみ
✖ 不向きなケース
❌ 塗装に傷がある(板金塗装が必要)
❌ へこみの範囲が大きい・折り目がついている
❌ バンパーなどのプラスチック部分
デントリペアの修理の流れ
1️⃣ へこみの診断(業者が修理可能かを判断し、見積もりを提示)
2️⃣ 修理作業(デントリペアの技術を使ってへこみを修復)
3️⃣ 仕上げ確認(修理箇所のチェック後、完成!)
デントリペアの料金目安
🔹 小さなへこみ 1カ所 5,000~20,000円程度
🔹 複数箇所の場合は割引がある場合も!
まとめ
1年間の維持費・AdBlue・DPF自動再生について、参考になりましたでしょうか?
🚙 DPF自動再生は、回転数やメーターを気にするとタイミングがつかめる!
🚙 AdBlueは、点検時に補充すると手間が省ける!
🚙 ドアパンチやいたずらには注意!防犯カメラの確認は警察を通じて行おう!
これからも プラドの維持費・運転の感想・トラブル対策・カスタム情報など を随時発信していきます!✨
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