愛犬とたくさんの思い出を作るためにも旅行に行きたい!と考えている愛犬家さんにとって車中泊は「強い味方」です。
しかし、実際に愛犬を連れていくとなると、何に注意すればいいのかな?準備は?と悩んでしまって二の足を踏んでしまっている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は
愛犬と車中泊に挑戦してみたい!
わんことの車中泊に気を付けるべきことは?
と思っている方に向けて
103号室ペット大好きさん&キャンプ好きさんが実際に車中泊を行ったときに感じた注意点とポイントをお伝えします!
ぜひ参考にしていただければと思います。
万全な準備を行いましょう
車中泊は、時間に囚われず愛犬との時間を存分に味わえる特別な体験です。しかし、自宅から離れ、生活環境ががらりと変わるため、愛犬のためにも万全の対策が必要です。
愛犬の食事と水の準備
体調管理のためにも、ごはんとお水は非常に重要です。
まず、犬がいつも飲んでいる水を持って行きましょう。旅行先などでよくあるミネラル分の多い湧き水などを飲むとお腹を壊してしまう可能性もありますので、なるべく水道水など、普段と同じ水を飲ませてあげるようにしましょう。
また、旅行中は行動する時間が多く体力を消耗するため、わんちゃんの体調管理のためにも食事の準備は欠かせません。理想は家で食べるものと同じごはんです。宿泊日数分+αで持って行くように心がけましょう。
万が一のために整腸剤などの薬も準備しておくことをお勧めします。
環境が変わるので変えなくても済むものはなるべく変えないであげましょう。
排泄関連の対策
車中泊において、排泄の管理は特にシビアな課題です。
車移動だと渋滞などで、トイレのタイミングを調整しきれないこともあります。ペットシートや使い捨てのマナーウェアは必須アイテムです。
特に使用後はにおいが漏れない袋にしっかりと閉じ込めて、車内を清潔な状態に保つことが大切です。
愛犬の安全・快適な休息空間の作り方
わんちゃんが安心して車中泊できるよう、安心で心地よい空間のを作りましょう。
普段使っているクッションやブランケット等で心地よい空間を整備し、ゆっくり休める寝床を作ってあげることで、わんちゃんのストレスを軽減することができます。
また、ケージを用意すると不安定な車内でも落ち着いて休憩ができます。ケージの中にはわんちゃんが安心できるアイテムを入れてあげてください。
またトイレや飲み物の準備も忘れずに行いましょう。ケージが苦手なわんちゃんにはドライビングシートなどを持って行く手もあります。
愛犬に合わせた空間づくりを心掛けてください♪
移動中の安全対策
わんちゃんとの車移動は、家族だけの時間を一緒に過ごす絶好のチャンスです。しかし、その時間がわんちゃんにとって快適で安全であるように考慮すべきいくつかの要素があります。
わんちゃんが運転の邪魔をしてしまったり、車の揺れや急ブレーキ等によって怪我をしないようにするためには、適切な安全対策が必要となります。
車中の愛犬の動きを制限するアイテム
車中でわんちゃんの動きを制限するアイテムとして、ペット用のシートベルトやキャリーケースがあります。これらは車の運転中に愛犬が突然飛び出さないようにする役割を果たしています。愛犬のサイズと性格に応じて、適切なアイテムを選択することが重要です。
ペット用のシートベルトは、通常のベルトに引っ掛けて用いることができ、簡単に取り外すことが可能です。一方、キャリーケースは愛犬を完全に囲むことができ、特に車内で動き回ってしまう活発なわんちゃんに最適です。いずれのアイテムも、愛犬が運転中に予想外の行動を取らないよう、説明書をよく読み適切に固定することが必要です。
愛犬に最適な座席の選び方
座席選びは、その安全性だけでなく、快適さも考慮する必要があります。
最も安全な座席は、荷物室やリアシートでしょう。急ブレーキ時に前方に飛ばされるリスクが少なくなります。ちなみに安全に思えるエアバッグが装備されている席は、わんちゃんには避けるべきです。エアバッグが作動した場合重大なダメージを及ぼす危険性があります。
さらに、外を見ることができる位置に座席を設けてあげると、ストレスを軽減することができます。ただし、窓を全開にするのは避け、窓から飛び出す危険性を防ぎましょう。
車酔い対策と快適な気温管理
わんちゃんも人間と同じように車酔いをすることがあります。
移動前に飲食を控える、適度な換気を行う、安全でスムーズな運転を行うなどの対策が効果的です。特に、換気は車内の温度管理とも関連します。車内が暑すぎると熱中症の危険がありますし、冷えすぎると風邪をひいたりお腹を壊す可能性があります。
特に夏場は暑さ対策が必要です。犬は人間よりも暑さに弱いため、冷水やアイスを常備し、こまめに水分補給をするようにしましょう。万が一の事態に備えて、目的地付近・目的地までの動物病院や、かかりつけの獣医さんの連絡先を控えておくことも大切です。
車中泊中の愛犬の管理
車中泊は言葉通り車のなかで過ごすことが長くなります。
普段と違う環境下で過ごすのでわんちゃんにストレスが溜まりやすくなってしまうかもしれません。そのため、車中泊の際にはわんちゃん自身の管理をしっかりと行うことが重要になります。
愛犬の監視体制をしっかりと
車中泊で安全に過ごさせるためには、監視体制を整えることもポイントです。あまりお勧めはできませんが、車内で留守番させる場合には、わんちゃんのの行動を観察できる専用の見守りカメラを設置すると良いでしょう。これにより、異変があればすぐに気付くことができます。
夏場クーラーが効いてない車内に残すことは絶対にやめましょう。
車内の温度管理も重要なポイントです。犬は人間よりも暑さに弱く、特に夏場は熱中症に注意が必要です。車内の温度と湿度が適切にコントロールされているか定期的にチェックしましょう。
鳴き声の対策
普段大人しい子でも、初めての車中泊や未知の場所に対する不安感から犬が吠えてしまうことは少なくありません。このような場合、わんちゃんが安心できるような工夫が必要です。
普段から使っているベッドやおもちゃ、お気に入りの毛布など、わんちゃんにとって馴染みのあるアイテムを持ってくることで、わんちゃんのストレスを軽減できます。
また、不安を感じさせないよう、定期的に声をかけたり、撫でたりすることで愛犬に安心感を与えて落ち着かせてあげましょう。
深夜・早朝の排泄対策
深夜や早朝の排泄対策も重要な点です。愛犬が車中での生活になれていないと、いつもと排泄のリズムが変わってしまい、予想外のところで排泄をしてしまったり、我慢してしまう可能性もあります。
それを防ぐためにも、ワンちゃんをなるべくリラックスさせてあげましょう。そのためにはいつもと同じ環境を再現することが有効です。
愛犬が普段使っているトイレシートを設置するだけでなく、いつも通りの時間帯や距離の散歩をしてあげることが大切です。
また、食事の量や時間を調整し、排泄のリズムを整えてあげましょう。これらを意識していれば、車中泊でも愛犬と快適に過ごすことができるでしょう。
万が一の為の安全対策
大切な家族であるわんちゃん。
その幸せと健康を願うからこそ、普段からの予防と万が一の時の対策が求められます。体調管理、迷子防止、歩行中の安全について、日頃から心掛けておくべき点を見ていきましょう。
体調不良時の緊急対応
愛犬の体調が急に悪くなった時は冷静に適切な対応をとることが大切になります。。
まずは体調変化を早期にキャッチできるよう、普段からしっかり愛犬を観察してあげることが大切です。
特に食欲、排泄状況、呼吸、行動についてよく見ておきましょう。そして体調変化に気付いたらすぐに獣医さんに相談しましょう。また、旅先では万が一のための救急連絡先(旅先で近くにある動物病院、かかりつけの獣医さんの連絡先)を常に持っておくと安心です。。
迷子防止のチェックリスト
愛犬を迷子にしない為には、日々の生活の中でいくつかの対策が必要です。
まず、首輪に名札をつけること。情報は愛犬の名前、飼い主の連絡先は必ず記載しましょう。さらに、マイクロチップの装着は飼い主さんの義務です。迷子になってしまったとき、保健所や動物病院などで詳細を確認できます。
車中泊の際は、車のドアや窓にしっかりとロックをかけ、散歩時はリードの着用を忘れずに使用することで、迷子の事故を防ぐことができます。
歩行中の安全対策
ストレス発散やコミュニケーションの為にも散歩は大事な時間です。
しかし、散歩中もさまざまな危険が潜んでいます。まず、愛犬をリードでつなぐことは必須です。また歩行の際は、車道側を飼い主が歩くようにしましょう。急な飛び出しを防げます。
夜間の散歩では、反射材を使ったリードやハーネスや、ライトなどを使って視認性を確保します。季節の変化にも注意が必要で、特に夏はアスファルトが熱くなるため、抱きかかえてあげるか、足裏を保護するためのグッズを用意しましょう。
車中泊のマナーについて理解しておく
旅の自由さと節約が両立する車中泊ですが、この自由を享受していくためには、ルールとマナーの理解が必要となります。愛犬と、だけでなくソロで車中泊を行う際も気を付けましょう♪
特に、車中泊では周囲の環境や人々に対する配慮が求められ、そのための具体的な行動として規則・法令の確認、近隣への配慮、そしてごみの管理と清掃を挙げることができます。
規則・法令の確認
車中泊を計画する前に、まず確認すべきは規則・法令です。
目的地や自治体の公式ウェブサイトなどを事前にチェックし、車中泊が許可されている場所を確認しておくことが必須です。
近隣の方への配慮
次に重要なのが、近隣の方への配慮です。車中泊は地元の方の生活圏内に近いことも多いため、照明の明るさを控えめにする、音を出すときは常識の範囲内にする、車のエンジンはなるべく早く切るなどの配慮が求められます。
また、周囲の人々に対する配慮として、夜間の行動はなるべく控え、やむを得ない場合もなるべく静かに行動することを心掛けましょう。
ごみの管理と清掃
最後に、ごみの管理と清掃についてです。車中泊で生じたごみは、原則持ち帰り処理することがマナーとなっています。
「持ってきたものはすべて持ち帰る。」という意識で準備をしましょう。但し近年はRVパークやオートキャンプ場等で有料でごみが捨てられる場所も存在しているので事前の確認が重要です。
また、車中泊の場では他の人も利用することを考え、自分が利用した後は綺麗に片付けることが求められます。これらの行為は、次にその場を利用する人々や地域の人々への敬意とも言えます。自然を美しく保つため、そして車中泊文化をより良いものにするためにも、このマナーを守っていきましょう。
愛犬との車中泊に必要なアイテム一覧
愛犬と自然を感じる車中泊は一緒に過ごす最高の時間と言えます。しかし、その準備は決して手を抜けません。天候や犬の体調、万が一の事故などを考えると、具体的にどんなアイテムが必要なのかを把握することが大切です。今回は、愛犬と車中泊に挑戦するために、必携のアイテムをカテゴリ別にご紹介します。
移動・休息に必要なグッズ
わんちゃんの安全と快適な移動のためには、ペット用のベルトやキャリーバッグなどが必要です。わんちゃんが安全に座るためのシートも大切なアイテムになります。また、愛犬が窓から顔を出し過ぎたり、飛び出したりしない様に、窓用ネットも忘れずに持っていきましょう。
次に、車中泊で必要なアイテムの一つが、「ペット用ベッド」です。寒い場所での泊まりには、防寒用のベッドや毛布も必要になります。さらに、車内での臭い対策として、ペット専用の消臭スプレーや消臭シートも便利です。
休息時間に必要なアイテムとして最後に挙げるのが、「おもちゃ」です。車中でも、ストレスを溜めないように過ごすことが重要です。
食事関連の必要アイテム
車中泊には、愛犬の食事に関するアイテムも欠かせません。
いつも食べているごはんはもちろん、おやつも忘れずに持っていきましょう。犬は旅先でもなるべくいつも通りの食事が大切です。
また、普段と違うにおいの飲み水に抵抗を示す子もいるため、いつも飲んでいる水もあるとよいです。そして、食事の後の清掃にはペット用のウェットティッシュが便利です。また、食器は普段使っているものを持っていくと、愛犬も安心するでしょう。小型犬の場合には折りたためる食器、大型犬なら丈夫なプラスチック製の食器がおすすめです。
屋外で食べる事もあるため、普段使っている食器が割れやすい場合は事前にプラスチック製品などの食器にも慣れさせてあげましょう。
急病・怪我対策のアイテム
車中泊では、いざという時のために獣医師とのコミュニケーションツールや救急キットは必須アイテムです。特に急な怪我や体調不良に対応できるように、消毒液やガーゼ、包帯などの基礎的な救急キットは必ず持っていきましょう。
その他にも、アレルギー対応薬や犬用の絆創膏もあると便利でしょう。また、予防接種や健康診断の結果など、愛犬の健康状態に関する情報をまとめたものも大切です。旅先で何かあった時に、すぐに病状を伝えられるようにしましょう。
今はスマホのアプリもあるので、車中泊時だけでなく災害時にも使えるように準備しておくと安心です。
愛犬との車中泊のまとめ
いかがでしたか?
注意事項は多いですが、普段からわんちゃんを愛してわんちゃんの健康と安全を第一に考えている方なら何も難しい事はありません。
旅行中、時間を気にせず家族だけの空間で移動から宿泊まで楽しめる車中泊はとってもおすすめです。ぜひチャレンジしてみてください♪
※この記事はは2023年8月時点の情報であり、最新の情報ではない可能性があります。内容の正確性につきまして一切の責任・保証を負いかねます。ご了承ください。
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